恥ずかしながらこの歳になるまでこの日を漫然と過ごしてきた気がする。確かに高校野球など見ていると黙祷の時間があり、そうだ終戦記念日だなあと感じる程度。
一昨年から仕事の関係で朝倉方面によく行くようになり大刀洗平和記念館に訪れた事がきっかけで戦争についていろいろ思いを馳せるようになった。
昨年は鹿児島の知覧まで足を伸ばした。
今年は新聞で見かけた記事で鳥栖で記念行事と展示があることを知り行くことに。
実は鳥栖はジジィが終戦時にいた場所である。国鉄に動員されていた13歳の少年が空襲を経験し、終戦ののちあまりの仕事のきつさと空腹に逃げ帰ってきたそうだ。生きていてくれてありがとう。
映画『月光の夏』は特攻隊員が出撃前にどうしても一度ピアノが弾きたくて目逹原基地を抜け出して鳥栖の国民学校にあったピアノを弾きにきたという史実を明らかにするお話で、一度観たいと思っていた映画だったが、レンタルDVDでも見かけなくて困っていたところ今回観る頃ができて何かの縁を感じずにはいられなかった。
終戦記念日は今後も戦争に思いを馳せ平和を願う日にしようと思う。