「火」ってやつは本当に怖いですね。
いけないことですが、先日溜め込んだ段ボールを家の庭で燃やしていたら、まあ燃えること燃えること、そのうち枯れ草に火がうつり大変なことに。慌てて何往復もしてバケツで水をかけて火は消えたものの、なんだかくすぶってていつ火がつくかわからなくてその場を離れられませんでした。
やっぱり「火」は怖い。
というわけで我が家はガスを引いていません。ガスで火をつけるのが怖いのです。なんでもつけっぱなしの物忘れジジィが風呂や鍋を空焚きしたり、何かの拍子に火事になる可能性が著しく高いからです。
ガスを引いていないけどもオール電化の家というわけではなく、電気温水器もつけていないので、家の中では蛇口からお湯が出ることがありません。つまり風呂には入れません。調理は電磁調理器と電子レンジ、オーブントースター、電気ポット、ホットプレートなどでやってます。
風呂のない生活というのは、そりゃまあ不便です。スポーツクラブの会員になりそこの風呂に入り、それ以外は公衆浴場に行くしかないのだから。
風呂に入るだけなら電気温水器をつければいいのですが、家に風呂があるとジジィが夜中に入ろうとして事故が起きる可能性が高いので、それはしません。
というわけで「火」が怖くてちょいと不便な生活をしています。本腰入れて色々考えればもっと快適に暮らせる設備システムは構築できます。建築屋なのでそんなことを考えて実行するのはたやすいことなのですが、、、この生活がいつまで続く?そう考えると思考がフリーズしてしまう。
あぁ、今日もジジィがタバコを吸い、仏壇に線香を上げている。寝タバコで焦げた布団なんかを見るにつけ、「寝ている間にいつか火事で死ぬかも」と思う。
そんな不安を抱えて過ごす日々である。